2016年05月15日 一覧

毎朝のムカつきから解放されたくて・・・

仕事が忙しかった頃、二日酔いでもないのに朝起きると胃が重く、胸焼けやムカつきが毎日続いていました。
病院を受診し胃カメラの検査を受けたところ「逆流性食道炎」と診断されました。
医師の説明では、「胃の入り口のしまりが悪いので胃酸が逆流して食道が少し荒れています」ということでした。
「しかし自覚する症状が強い割には食道の炎症はひどくないです」とも言われました。
そしてタケプロンというお薬が処方されました。
逆流性食道炎の治療ですが服用を始めてから2週間、少し症状は軽くなりましたがすっきりしません。
診察で医師にそのことを伝えると、「逆流性食道炎はストレスも一因になるので何か大きなストレスはありませんか」と聞かれました。
しかし、思い当たるようなことはありません。
たしかに仕事は忙しく生活も不規則ではありましたが、私自身は特に大きなストレスを感じていたわけではありませんでした。
もちろん仕事をしていれば、日々小さなストレスはあります。それは誰にでもあるような程度のストレスです。
医師からはストレスを減らすようにという指導がありました。
その他にも医師からはことなことを言われました。
・脂っこい食事は避ける。
・食後すぐに寝転がらない。できれば2時間程度は座っている。もし横になりたいようなら少し上半身を上げて(30度くらいの角度で)過ごす。
・食事の量は腹八分目にする

私はこの不快な症状から解放されたかったので、医師から言われたことはできるだけ実行しました。
もともと毎日揚げ物を食べたいというタイプではないので、揚げ物はほとんど食べなくなりました。
食事は和食が中心になり、食べすぎることもありません。
残業して帰りが遅くなった日には、食後にゴロっと横になりたいものです。
そんな時にもなるべく座っているようにしていました。
どうしても横になりたいときには座椅子を利用して背もたれを30度くらいにして横になりました。
しかしストレスを減らすということだけはできませんでした。
その当時、ストレスを自覚していなかった私には、ストレスを減らすようにと言われてもどう対応していいのかわかりませんでした。

その後しばらくタケプロンの服用を続けましたが、完全にすっきりすることはありませんでした。
医師からは食道の炎症が特にひどいわけではないのでしばらく服用を続けて様子を見ましょうと言われました。
私はこれ以上服薬を続けても症状が改善しないのなら服薬を続ける気になれず、結局通院するのをやめてしまいました。

その後、症状は一進一退。気にならない程度にまで良くなっても、しばらくするとまた症状が出る。
そんな状態が数年続いたと思います。

そして転職し少し仕事の負担が減ったらからでしょうか、気づけば逆流性食道炎の症状はすっかりなくなっていました。
自分では意識できないストレスがあったのかもしれません。もしかしたら、日々の小さなストレスが蓄積していたのかもしれません。
どんな病気も薬だけでは治らないのかもしれないですね。
生活習慣を整え、ストレスの少ない生活をすることが健康への近道だと思います。