先日、県営の多目的公園でウォーキングしていたら、TVのインタビューを受けました。
この公園はかなり広くて、周囲一周を歩くと約4km、中央には高さ100m程度の小高い山があります。
私は趣味がトレッキングなので、よくここに来てトレーニングをしています。
周囲を2周して中央の山に登ったり下ったりすると、約10kmぐらいにはなるんですよ。
この前も、小高い山の上にある展望所に登って、そこから降りようと思って歩いていたら、TVのインタビューに遭遇しました。
男の人が二人に女の人が一人で、一人はカメラ、一人はマイク、もう一人は何かのノートみたいな物をもっています。
よく聞いてみたら地元のTV局の人みたいです。
最初の質問は、ここにはよく来るの?とか、ここに何しに来ているの?とか、どこから来たの?です。
こちらはまだウォーキングの途中でしたのであまり乗り気ではなく、適当に答えていました。
誰か他に暇そうな人はいないのかと思って、周りを見回しても誰もいなかったので、あきらめてインタビューに応じました。
どうもそのあとが本題だったみたいで、今度、この場所に「恐竜のテーマパーク」を作る話しがあるけど、どう思いますかと聞かれました。
どう思うかと急に聞かれても、私にはそう興味のある話しではなかったので、適当に「いいんじゃないの!」みたいな返事をした記憶があります。
そしたら、そのマイクを持ったリーダーみたいな男の人から、「それでは今から本番になりますけど、よろしいですか?」と言われました。
え!いままではリハーサルでカメラもまわってないし、マイクも入ってなかったの?
「まずサングラスを取ってください」と言われて、それからは先ほどのことの繰り返しです。
「ハイ、終了です!ありがとうございました」と言われたときには、もうすっかり汗も引いて身体が少し冷えてきていました。
おそらく何人もインタビューして、その中から選ぶから、きっと私のインタビューはオンエアーされないだろうと思っていました。
さっさとウォーキングをすませて、家に帰って夕食を食べようかなと思っていたら、一斉にメールと電話がきました。
なんと!先ほど受けたインタビューが、TVでオンエアーされたみたいです。
曜日が土曜日だったこともあり、暇な友人や会社の同僚達がちょうどTVを見ていたみたいです。
私自身はもうすっかりTVインタビューのことは忘れていたので、寝耳に水でした。
私はインタビューが終わったあとで、このインタビューはオンエアーされるのか、何の番組で何時に放送されるのかも聞いていませんでした。
ですので私本人はオンエアーされたTVを見ていません。
友人やら会社の同僚やら10人ぐらいから、メールや電話がありました。
だいたいの質問パターンはみな同じで、あのTVに出ていたのは私本人なのかの確認が最初です。
次になんであそこに行っていたの?どういう状況でTVのインタビューになったの?それでどんな感じだったの?です。
このメールや電話への応対で2時間ほど時間がつぶれて、夕食がいつもよりめちゃくちゃ遅くなりました。
週明けに会社に出勤したら、お昼休みの話題は私がTVに出ていたことと、私の趣味や服装についての批評でもちきりでした。
思いがけなく自分の意思とは関係なくTVにでましたが、なんだかそのオンエアーを見なかったことを、いまになってはちょっぴり残念に思っています。
でもTVって恐ろしいですね!人のプラーべートが一気に知れわたりますから。