2019年09月 一覧

ドイツの思い出、絵本づくりの楽しみ


私は昔ドイツに住んでいたことがあります。
なぜなら、お父さんの再婚相手であるお母さんがドイツ人だからです。
そんな父と母の仕事の関係で、13歳から18歳まで、ドイツで暮らしていました。
ドイツで通っていたインターナショナルスクールでは、色々な人種の人がいました。
アジア人もいないことはなかったのですが、珍しかったらしくすごく注目されて恥ずかしかったのを覚えています。
たとえば、私の目が黒いことにびっくりしたようで、「本当に黒いんだね…」と顔を覗き込んできた人もいました。
別に嫌ではなかったんですけどね。

あと、私はブリーチ剤を5分くらいだけつけて髪を茶色に染めているんですが、それを初めてやろうとしたときにも、クラスの子は「黒いままでいいじゃん」と言ってきました。
でも、私はどうしても染めたかったので染めていったら「あれ、意外と似合うね」と言われました。
やはりアジア系の子は黒髪、というイメージが強いんでしょうか。

仲良くしてくれた子はたくさんいたのですが、やっぱり大変だったのは英語とドイツ語でした。
英語は学校で必須なので、授業でももちろん使わなくてはいけません。
しかし、日本でずっと暮らしていた私は英語を習ったこともなかったので、まずはアルファベットから勉強するはめになりました。
父親も英語ができないほうだったので、ドイツに来てすごく苦労しただろうなと思います。
でも、母は色々な国での仕事の経験がありましたし、日本語もある程度話せるので家族間のコミュニケーションは問題ありませんでした。
また、母はひょうきんで優しい性格なので、つらいことも乗り越えられたような気がします。
ドイツ語もある程度身について、友達もたくさんできましたが、そんなときに日本に帰国することになりました。
私も母も、アートに興味があって、母は今の仕事をしていなければ、芸術関係の学校に行きたかったと言っていました。
私も母も、別にイラストがうまいというわけではないのですが、描くのは好きなんです笑)。
私はドイツのインターナショナルスクールの授業でアートコースみたいなのを専攻していたので、将来はヨーロッパのどこかの美術大学に入ろうかなあと思っていました。

でも、結局母の勤務先が日本になったので、一家で帰国することになりました。
地震のこともあってドイツの友達や親戚から、日本はやめたほうがいいのではないか、と心配されましたが、日本が懐かしかったので行きたいと思いました。
日本では私の外国っぽい名字がまた珍しがられて、進学した美術系の学校ではかなりの質問にあいました(笑)。
実はこういうわけで、と説明すると、みんなドイツに興味を持ってくれて、色々な話をすることができました。
「ドイツ語でこれは何て言うの?」とか、「ドイツでの写真を見せて!」などとドイツに興味を持ってくれる子がいて、嬉しかったです。

学校では課題で絵本を作りました。
ヨーロッパではトロールという存在が身近なので、そのトロールを主人公にした作品を描いてみました。
自分が好きなキャラクターも、トロレットという妖精のような存在なので、トロレットをテーマにして作品を作ったこともあります。
やはりドイツのことを描いた作品も多くありました。
クラスにはドイツを全然知らない子もいて、何とアジアの国だと思っている子まで何人かいたのですが、民族衣装などを知ってもらいたいと思ってイラストを描きました。

クラスの友達には、母が作ったドイツの名物お菓子をふるまったりもしました。
みんな「美味しい」と言ってくれ、嬉しかったです。
その学校を卒業して、私はドイツの方が上司にいる会社に就職することになりました。
これからもドイツと日本の架け橋になりたいと願っています。


憧れの新築住宅、注文して自分たちで作りました。


まずは住宅メーカー選び
新築住宅を建てるまでに2年ほどあったので住宅展示場や様々なハウスメーカーさんを見てまわりました。
たくさん見て回ることで部屋の配置や内装、外壁などかなりの知識がつきました。
坪単価いくらになるか必ず質問して、ここのハウスメーカーはこの装備でこの値段は割高だ、ここは安いハウスメーカーの割に使っているものも悪くない、など自分たちなりに判断が出来るようになっていきました。
そして色々天秤にかけることでどのハウスメーカーさんが自分たちの要望に一番応えれるかもわかりました。
最終的に選んだのは地場の工務店さんでした。
社長さんが某有名高級ハウスメーカーの出身でノウハウがあり、制約がなくこちらの希望をフルに聞いてくださること、某ハウスメーカーで建てるよりほぼ同条件で約2割コストカットして建てれるとのことからでした。
確かに大手のハウスメーカーと比べると保証はないのですが、コストや当時あまりなかったステップフロアが出来るのは魅力でした。

設計と内装外装選
設計は主人が強いこだわりを持って考えました。
主人はガレージ、スキップフロア、吹き抜け、広い玄関、屋根裏部屋を希望、私は広いリビングと対面キッチンを希望していました。
こちらの要望である程度設計したものを、採光、強度など一級建築士さんとの相談で調正をしてもらい、時間はかかりましたが細部まで納得の行く作りをしてもらったと思いす。

内装は二人でかなり悩んで決めました。
外壁の外から一番見える場所は石のタイルを張り、玄関もタイル張りにしたので高級感はかなり出たと思います。
見えない裏側は塗り壁で、内装も見えないところはクロス張りにしてあります。
クロスも目につく場所やお客様をお通しする部屋には布クロス、トイレなどお手入れや頻繁な掃除が必要な場所には濡れても大丈夫な素材を使用。
天井は白いクロスを使って広く見せるように工夫しました。
物が出ていると生活感が出るので収納もたくさん作ってもらいました。
階段下収納はもちろん、パントリー、ウォークインクローゼット、キッチンも収納をたくさん付けてもらいました。

これは使ってみて本当に良かったですし、もっとあっても良かったと思います。
私の一番のお気に入りの内装は、キッチン、玄関、脱衣所に一カ所づつモザイクタイルを入れてもらっているのですが、それぞれコンセプトがあり色や形を変えてあります。
特にお勧めは玄関の脇、全身鏡の隣に入れてある白地に光沢のあるモザイクタイル、これは光の反射でキラキラ輝いて見え鏡に映った自分を見るときにもいいですし、玄関なのでうちに来て見る人みんな可愛いと褒めてくださり大満足です。
主人のお気に入りはもちろんガレージ。
車大好きな夫なので、週末時間があればガレージにこもり音楽をかけながら大好きな車をいじったり眺めたりしています。