起業したら会社を設立する人も多いでしょう。
でも初めての人はわかない事も多いですよね。
ここでは会社設立に必要な定款について解説します。
・定款
会社を設立にするにあたってはいろいろな書類を作成、準備しないといけません。
一番手間がかかるのが定款です。定款は会社名とか本店所在地、事業の目的の他に資本金、発行株式、役員などについて会社を運営していくうえで基本的なルールを決めたものです。
定款に記載する事項を会社の設立後に変更する場合には、変更登記の手続きが必要になり手間もお金もかかります。
ですから十分に検討してから決定・作成しましょう。
記載する内容には書き漏れがあると無効になる絶対的記載事項や定款記載する事で効力が生じる相対的記載事項、定款に記載しなくても株主総会から決議で決められる任意的記載事項があります。
絶対的記載事項と言うのは商号や本店所在地、事業の目的、設立する際の出資額、発起人の氏名と住所、発行可能な株式の総数があります。
定款を作成する時には普通はA4サイズの用紙にパソコンを使い横書きします。
もしくは手書きでも大丈夫ですし、市販の様式を使うやり方もあります。
何枚かにわたるので、製本テープなどで綴じておくと良いでしょう。
公証役場への提出用、登記時の提出用、自社控用の3部を作成します。
・定款の他に必要なもの
作成した定款は発起人の実印と印鑑証明書、4万円分の収入印紙、公証人の手数料、などと一緒に公証役場へ持っていき、そこで公証人の認証を受けないといけません。
会社の本店所在地と同一の都道府県内であればどこの公証役場でもかまいません。
公証役場へは発起人の全員がいかないといけません。
もしいけない人がいる場合は代理人を立てて委任状を準備し、提出します。
公証役場では事前の相談も受け付けているので、定款の内容について不明なところがあれば問い合わせしてみましょう。
サラリーマンを辞めて思いきって起業する人もいます。
でも起業には様々な困難が付いてまわるもの。
定款でもつまずくかもしれません。
ここに挙げた内容を頭に入れておけば解決もスムーズにいくはずです。